インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.04

 

  • ナマムギ君とハワー マハールへ

電動リキシャの運転手 ナマムギ君との出会いに軽い衝撃を受けた 4460だったが、

彼のリキシャに乗って、ジャイプール駅から ハワー マハールへ向かうことに決めた。

 

この電動リキシャ、車幅は狭いが 向かい合って4人乗りも可能。

屋根以外の外装無し…。ずいぶん開放的な乗り物だ。

 

あらら…。料金メーターが付いていない。運賃は、交渉タイプのようだ。

 

ナマムギ君、ハワー マハールまで いくら?

400ルピー。一日観光ガイドをしてやったら、700ルピーだぜ。』

 

待て待て。4460はインド7年目やで。インド リキシャの相場もわかってる…。

初めてインド来た~! リキシャ初めて乗ってみた~』みたいなフレッシュ感は、

残念ながら もう無い…

ナマムギ君、4460のどこを見てそんな勘違いをしてしまったんだ。

 

iPhoneのグーグルマップでハール マハールまでの距離を表示し、彼に伝える。

ムンバイでは、この距離は60ルピーぐらい。

オレ、ムンバイ、7ネン、スンデル。

 

ダメ押しは、インド版マイカード『アーダールカード』の出番だ。

ホレッ、アーダールも持ってるぜ。

ナマムギ君:『なんや、インド人か。日本人かと思った…。』

いやいやいやいや。そこは違う。日本人やで

 

とにかく、アーダールを持ってるとインド人になるらしい。

 

この時 4460は まだ気付いていないが、旅を続ける中でアーダールによる

インド人化の恩恵を今後も受け続けることになるのである。

 

ナマムギ君、面白いから 100ルピーで交渉成立!

出発しよう!

 

  • 窓はないけど リキシャの車窓から

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ピンクシティー。建物も なんか意識 してるようなしてないような。

 

今のところ、そこまで ピンク でもないし…

観光と宝石で成り立っている印象のジャイプール。

ピンクもっと強調したら…。これは、余計なお世話かもしれない。

 

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おっと、なんか雰囲気出てきたよ。

WE WEL COME 歓迎されているようだ。

しかし、パステルカラーにはなってきたけど、ピンクではないな…

 

何回か、交差点を曲がって…。

 

ムンバイもそうだが、インドの大きな交差点は 『ラウンドアバウト』方式が多い。

交差点は大きな円状の道路となっていて、各方向からの道から車が侵入してくる。

基本は、時計回りに動きながら行きたい方向の道路へ 左折で出ていく方式だ。

 

信号機がいらないから、停電が多く て交通ルールが自己流なインドには、

比較的向いているのかもしれない。

 

そうだ、パリの凱旋門をイメージしたらわかりやすいかもしれない!

だけどここは、インドのジャイプール…イメージがブレてまうわ…

 

  • ハワー マハール 到着

少し大きなラウンドアバウトをゆっくり左折すると、それは突然現れた。

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おおっ、ピンクやん。そして、でかい。

 

ハワー マハル(風の宮殿)953の小窓が通りに面しているらしい。

この小窓を通して風(ハワー)が 循環する構造となっていて、

暑い時でも中が涼しい状態に保てるようになっている。

 

小窓は、むかしの宮中の女性たちは姿を見られることを禁止されていて、

この格子がついた小窓でしか 外を見ることができず、宮殿の内側から

街の様子を眺めていた。

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それにしても、思い切ったデザイン。

 

ここでナマムギ君とは別れて、ハワー マハールの中に入ってみることにしよう。

 

次回は、ハワー マハールの内側から。 

 

今日はここまで。