インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.05

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  • ハワーマハールの内側から

EP.04で少し触れたが、ハワーマハールの小窓、姿を見られることを禁止されていた

宮中の女性たちが、宮殿の内側から 外の街の様子を眺めるための窓だった…。

 

宮中での庶民とは異なる恵まれた生活。

だけど、姿を見せてはいけない制限が課せられている。

宮中の女性は、自由を感じることがあったんだろうか…。

 

ゆっくりと思いをはせながら、

おっさんだが 窓の内側から外を覗いてみたいと思った。

 

ハワーマハールの正面に向かって右側、宝石や民芸品の小さな店舗が並ぶ

路地を抜けると入場ゲートを見つけることができた。

 

入場料は、え~と、外国人200ルピー

んっ⁉ インド人 50ルピー

 

安っ‼ えらい差をつけるな…。

 

そういえば、ここのところアーダールでインド人扱いされてるよね~。

そっと、試しに出してみる…

 

『はい、50ルピーね』 マジか…

 

恐るべきアーダール。誰も疑いもしない。

容姿、国籍、文化を超えた人類の融和…。

そう、4460は すでにインド人なのかもしれない…。

 

  • 宮殿 入場

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向かえてくれるのは、ラージプートの王様 サワーイー・プラターン・シング。

この宮殿を建てた王様だ。

 

絵だけでいいのに…。蝋人形がリアルで怖い…

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宮殿の内側は、あんまりピンクじゃないみたい。落ち着いたベージュ基調。

そら、ずっと住むのにピンクだけじゃ飽きるわな

噴水が上がる中庭、ゆったりと造られた内装。さすが王様。

 

見上げるとピンクの部分、あそこが正面から見えた小窓の内側かぁ。

初見からずっと感じているのだが、

4460の空間把握能力から推察すると、宮殿正面、窓の部分。

 

ずいぶん薄くないか…

 

自分の感覚を確かめるためにも、小窓まで行ってみよう。

 

  • 小窓の内側にて

階段を上がり始めて、それが確信に変わる。この建物は、極端に薄い。

姿を見せずに外の世界を見る。そのことだけに特化した建造物なのだ。

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小窓はそれぞれブースのように仕切られている。

少人数でおしゃべりしながら、外を眺めていたのかもしれない。

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この窓は、VIP専用やね。

 

建物中央の小窓スペースには、ステンドグラス付きの豪華な仕様もある。

むかしの宮中にも 格付けやパワーバランスがあって、

人によって差をつけられていたのか。

今も昔も、そんなに変わらんのかも。

 

小さな窓から見える 外の世界

 

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飾り格子の間から見える 宮殿の内側の世界

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この幅5m程度の建物から、内側と外側を見ていた人は、何を想っただろうか。

4460は、広い外側に居たいかな。

漠然とそう感じながら、もう一度外を覗いてみる。

 

外からカメラを向けていたインド人観光客が、

突然、窓から顔を出した日本人に驚いている。

 

すいません

 

小窓から日本人のおっさん。

史実からしても、その写真使えないよね…

 

次回は、シティーパレス周辺をジンリキシャで。

 

今日はここまで。