インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.07
- さて、次はどこへ行こうか…。
4460、昼食も食べてビールも少し飲んで 満たされた。
さて、次はどこへ行こうか。
時間は 15:00を越えて、少し日も傾いてきてる。
いくらインドといえども、ここは北半球。
日照時間も気持~ち 短くなってきた。
それにしても、ちょっとコリキで時間を使い過ぎた…。
その辺にいる誰かに聞いて、押さえておくべき名所。的な行き先を決めよう。
ジャイプールでの滞在は、明後日の昼まで。
午後には、ジョードプルへ移動だ。
ふっと視線を感じて横を見ると、じっとこっちを見つめる電動リキシャの男。
さすが、インド。見つかった…。
なかなか休ませてくれない。
そうだ、実は 今回の旅のお供に 『チェキ スクエア』 を持ってきている。
なんと、富士フィルムさんがインドでもチェキを販売されていて、
Amazon-Indiaで買えるのだ。
今やすべてのスマホにカメラが付いていて、
簡単に写真を撮ったり、撮り直したりできる世の中になったが、
その場で写真を手にする喜びは、いつの時代だって変わらない。
一人旅では、コミュニケーションが大切だ。
そして、積極的なキッカケづくりが必要になる。
まして、4460は 英語がうまいとは言えない。
だからこそ、今回は『チェキ』の力を借りて、
コミュニケーションが始まるキッカケにしたいと思っていたのだ。
回想が長くなってしまった。
- 電動リキシャ 運転手 『チェキ男:チェキヲさん』 登場
電動リキシャの男に、リキシャとあなたを写真に撮らせてくれないか?と頼んでみる。
男は、乗客が向こうからやってきたわけだから、チャンス。
すんなり快諾。
『チェキ』をかまえる。
男『んっ⁉何それ』
かまわず撮影。
フィルムが小さな音を立てて 排出される。
男『それ欲しい。』
いやいや。これは、4460の旅の記念用やから…。
男『それ欲しい。』
男『くれたら、日没まで市内観光タダで走ってあげる!』
まじかっ。
日没までいいの…。タダで…。
そんなに写真 欲しいんや。
『じゃあ、写真 アナタにあげる』
そうやなぁ、しばらく専属ドライバーになってもらうんやから、
呼びやすいニックネームが必要やと思う。
チェキを異常に欲しがる男、チェキ欲しがる男、チェキ男、
チェキヲさん にしよう!
『チェキヲさん、張り切って、観光にいこう』
それにしても、リキシャ ボロボロやんか。写真欲しがる前に整備やろ…。
- チェキヲさんとジャイプール市内のどこに行く?
リキシャも決まったので、
日没まで おすすめの観光スポットを巡ってもらうことにする。
チェキヲさん『ハワーマハールには、行ったのか?』
4460『いったよ』
チェキヲさん『じゃあ、アンベール城に行こう、50分ぐらいかかるけど。』
チェキヲさん、ごめんなさい。タダで行くのに申し訳ないけど、
4460は、明日の早朝にアンベール城 行きを計画している。
今から50分走って行ったら、日が暮れちゃうよ。
暗くなってしまうでしょ。
もしかして、遠くまで走って日没を迎えたら、夜間料金で戻ってくるつもり…。
もしそうなら、かなりの 策士。
もうちょっと、近場はないの?
チェキヲさん『それなら、夕日のパトリカ門に行こうぜ。』
あら、あっさり。単純に思いついたところを言っていただけね。
『パトリカ門』言葉の響きも なんか良さそう。行ってみよう!
次回は、チェキヲさんと夕日のパトリカ門へ。
今日はここまで。