インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.09

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  • 夕日のパトリカ門

チェキヲさんが運転する ゆっくりと走る電動リキシャは、西に向かっている。

傾きかけた太陽に向かって進んでいるので、どちらを向いているのかよくわかる。

 

正面に大きなパステルピンクの建物が見えてきた。おそらくあれが、パトリカ門だ。  

あれがそうかな? チェキヲさんに尋ねると大きくうなずいた。

 

遂に到着するようだ。陽光も角度が変わり ちょうど夕日らしくなってきた。

 

パステルピンク「明るく淡いピンク色」

淡い色ということと明るい雰囲気であることが基本的な特徴。

 

電動リキシャでゆっくりと近づいていくが、

この門は、本当にパステルピンクなのか

 

ピンクにも いろいろある。

ローズピンクにマゼンタ、フラミンゴ、カーネーションウルトラピンク…。

 

確かにこの建物は、パッと見はパステルピンク

だけど、ローズクオーツ、ベビーピンク、ベージュピンクなど、同系色で装飾されている。

 

色の厚みを目から感じる。

一色でベタ塗だった ハワーマハールとは、一味違う。

 

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  • 門の中へ

門の内壁には、草木や自然をモチーフにしたパターン装飾や人物や神様の絵など色彩豊かだ。テーマは、ジャイプールの歴史そのものを描いているそうだ。

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その装飾は、統一されたパステルカラーの同系色によって 天井まで続いている。

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おおっ。けっこう 手が込んでいる…

 

  • 夕日のあたる向こう側へ。

門をくぐり西側に出ると、そこは公園の入り口広場になっていた。家族連れや若いインド人グループが写真を撮ったりしながら、ゆったりと過ごしている。

 

夕日が、パトリカ門に少しオレンジの差し色を加えながら、

はっきりとした陰影を与えている。

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表と裏でずいぶん雰囲気も変わる。表側に朝日が当たるのを見てもいいかもしれない。

 

4460は、 露店でチャイをたのみ ベンチに腰掛けてゆっくりと口にする。

熱っ!

 

夕日に照らされたパトリカ門をじっと眺めている。

落ち着いた静かな気持ちになったところで 腰を上げ、チェキヲさんを探す。

そろそろ今夜の宿へ移動しよう

 

  • 日没までの約束

EP.07から登場した電動リキシャの運転手 チェキヲさんとは、日没までの約束だ。

 

約束の内容は、チェキの生写真がどうしても欲しいチェキオさんが、日没までの市内観光をすべてタダでサポートすることを代償に、チェキの生写真を手に入れるというものである。

 

しかし、市内を走り回ってくれた結果、その約束の日没も もうすぐだ。

パトリカ門に満足した4460は、チェキヲさんに聞いてみる。

 

ここから、有料でいいから宿泊ホテルまで行こう。

 

チェキヲさん『今日は、すべてタダでいいよ

 

…エッ?いらんの?…

 

『その代わり 明日、アンベール城のガイドをやらしてほしい』

 

おおっなるほど。明日のための先行投資やったんか…。

やはり、なかなかの策士。 

 

よし分かった。明日もチェキヲさんと一緒に観光しよう。

とりあえず2人で、今日の宿に移動しよう

 

次回は、ホテルでまさかの緊急事態 発生。

今日はここまで。