インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.14
- アンベール城
世界遺産「ラジャスタンの丘陵城塞群」として登録されている城塞都市。
象に乗って門をくぐると、城壁とかつての兵舎に囲まれた 大きな広場となっている
。ぐるっと一周見渡してみると、観光地として成立していることもあると思うが、
もともとの堅牢なつくりと、保存状態の良さが、マハラジャが 後世のインド人に
今も恩恵をもたらしていることを感じる。
宮殿の入り口 ライオン門。(名前だけでもすごい強そう)
階段を少し上がって振り返ると、奥に見える山の稜線にも城壁が見える。
広い範囲を守ってたんや…。
それにしても、早朝は、観光客のインド人も まばら。
客引きに見つかり、つかまってしまうリスクはあるが、逆にこちらから絡んだり、
ゆったりと見学もできる。今回の旅では、早朝からの行動を継続しよう。
階段を登り始めると入場ゲート。チケット売り場がないけど…。
『チケット売り場は、階段を下りて左側です。』…もっと早く言ってよ…
気を取り直して、チケット売り場へ向かう。
ここでもアーダール→すんなりインド人料金。快感。
もう一度、ライオン門に向かう。更に内部へ行ってみよう。
この門から先が、マハラジャの住居スペース。
幾何学模様や植物モチーフのムガール帝国のイスラム建築様式に、ラージプート族独自の美術様式が融合した独自のデザインが見どころ。と、一般的な紹介もいいが、とにかく繊細で色使いが優しい。
建造本体は、重厚で堅牢な印象なのに対して、装飾や色彩が華美にならずに繊細。
絶妙のバランスだ。
シンボルのガネーシャも椅子に座って横向いてて、なんだか かわいらしい。
- 下をのぞくと
ガネーシャ門の前には、王様が謁見するためのスペースがある。
昔から柱だけのオープンスペースだったらしい。
これだけたくさんの関所を越えてきているから、壁がなくても
身の安全が確保できたのか?
それとも、単純に 暑いのが嫌 だったのか?
謁見の間の端まで行って、下を覗いてみる。
おおっ。王様の景色。
眼下に 湖 と 庭園。城まで続く坂道 と ゆっくり歩いてる 象。
噂には聞いていたが、見どころの多さに思わず納得してしまう。
ガネーシャ門の内側も楽しみだ。
次回は、いよいよ ガネーシャ門の内側へ
今日はここまで。