インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.26

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  • 日没

16:30 ジョードプル到着まであと2時間余り

 

静かな車内で深夜特急を読んでいる。眠気を感じ 目を閉じる。

少し寝てもいいかな…。

 

17:45 ふっと目が覚めると、窓の外に夕日が見える

一時間ほど眠っていたらしい…。

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18:25 少し早いと思うが、乗客が降りる準備を始める。

 

インド列車 スリーパーの客車には、それぞれ前後に一対しかドアが付いていない。

目的地の手前になるといち早く降りたい乗客は、

ドアから客車内の通路にかけて長い列を作って停車を待つ。

 

ドアの先頭付近にいるインド人は、半分、身体を乗り出して待機し

停車前に飛び降りるつもりだ。

 

4460も負けじと荷物をまとめ、インド人の列に加わることにした。

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前のドアは、開いている

 

押すなよ~。絶対に押すなよ~

頭の中に何処からか”ダチ〇ウ俱楽部”の声が聞こえてくる。

これは『押せ!』の合図ではないと信じる…。

 

シャレにならない…

 

18:30 時間通りにジャイプール到着。

 

まさかの時間通り…インドの奇跡…

 

しかし、日没の時間がすっかり早くなってしまった。

もう、あたりは真っ暗だ…。

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ジョードプルは、ラジャスタン州の中核都市に位置付けられており、

駅も比較的大きい。暗くなっていても、灯に照らされたホームには、十分すぎるぐらい人の気配を感じることができる。

 

遂に、2番目の目的地にやってきた。

 

陸橋を渡って、駅舎に入る。やっぱり改札はなく、駅の外まですんなりだ

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駅の外に出ると、やっぱりリキシャ運転手の客引き攻撃の的にされる。

 

しかし、今回は心に決めていることがある。

 

ジャイプールでそうだったように、到着地でいきなりリキシャに乗って目的地へ行ってしまうと、土地勘を掴むのに時間がかかってしまう

ジョードプルでは、宿泊するホテルまで絶対に歩いていく!

 

そう決めていた。

 

乗らないよ

群がるリキシャ運転手に言い残して、宿へ向かって歩き始める。

 

  • メヘランガールの城下町へ

今夜の宿は、ジャイプール駅から徒歩45分のメヘランガール城の城下町、旧市街に位置している。歩いて向かうために、グーグルマップで調べてみると、細い道が入り組んだその先を示している。特に急ぐ理由もないので、旧市街の狭い路地をゆっくり歩いて楽しむことにした。

 

それにしても、陽が暮れたばかりのこの時間帯は、とにかく、何処からか沸き出てきたインド人によって密度が上昇する。細い道からインド人が溢れてくる。

 

前方に、見慣れたムンバイと同じカラーリングのリキシャが停まっている。

んっ⁉なんかおかしい…。

えらい細くない…。

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やっぱりっ!

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ほらっ!幅が全然違う!

 

祖先(ルーツ)が同じでも、

育つ環境が異なることで独自の進化を遂げたに違いない…

 

リキシャ進化論。学術的に価値はあるだろうか。

おそらく無いだろうな…

 

アホなことを考え、細リキシャに轢かれそうになりながら歩いていると、

今日の宿泊先が見えてきた。

やっぱり歩いてみるのも悪くない

 

次回は、真っ暗のメヘランガール城を見ながら…。

今日はここまで。