インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.32

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  • 路地裏の『青』の底力

メヘランガール城を左手に見ながら東側から北上した4460は、

城の脇を反時計回りに回って、乾季のインドの太陽にじりじりと焼かれながら、

なんとか西側まで抜けてきた

 

EP.31 で、『こどもびいる』を飲んだ4460は、

わずかな体力の回復を確認して南に向かう

 

そういえば、北側の丘陵地を抜けるときに、西側により青いエリアが見えていた。

このあたりの路地を左に入っていけば、おそらくそこに出れるはずだ。

あたりをつけて、思い切って路地に入っていく。

 

先ほどまで歩いていた道は、道幅も4m程度、ぎりぎり車がすれ違える程度の道だったが、メヘランガール城を含む城下町を大きく囲む『環状線』のような大きな生活幹線道路だったのかもしれない。

 

なぜなら、路地から、路地へと進むにつれて、どんどん道幅は狭くなり、2mにも満たなくなってきた。人が歩いてすれ違うのもやっとの幅だ。

建物と建物の間が狭く、高さを感じるようになってきたころ、

周りが『』くなってきたことに気づく。

光が入らない路地裏では、水の中にいるような感覚になる。

ふっと明るさを感じて左を見ると、遠くにメヘランガール城が見える。

水の中から出て息を吸いたいような感覚になって、

光のさすほうに出てみることにした。

そこは、子供たちが遊ぶ 建物の天井部分の広場だった。

明るさと開放感が気持ちいい。日に照らされた『』も何だか心地いい

遊んでいた子供が、こちらへ向かって歩いてくる。

写真を撮ってほしい

…いいよ。…

木陰でポーズを決める少年。絵になるやんか…

モデルのお礼に、チェキで写真を撮ってあげる。

フィルムに画像が出てくるまで『ぽかん』としていたが、

自分の姿が映し出されると、うれしそうな顔で写真を持ち、

建物の中に走り去ってしまった

 

行ってしまったな…

 

そう思って、路地裏に戻ろうとしたら、

建物からおじいちゃんおばあちゃん赤ちゃんを抱っこしたお母さん

お姉ちゃんx2関係が分からないおばさんx3がぞろぞろと出てきた。

 

また、たくさん連れてきたなぁ、おい…。

 

そして始まる、チャイを飲みながらのチェキの大撮影会

シンプルだけど、みんな大喜び。何とも言えない幸せな時間を過ごす。

 

それにしても、富士フィルムさん。チェキスクエアの破壊力がすごいよ…。

 

そして、路地裏の『』 心地よかった…

 

次回は、ジョードプルの駅まで市街地を徒歩で移動中、靴に違和感が…。

今日はここまで。