インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.34

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  • インド 列車 遅延…

ジョードプルの街歩きをしっかり堪能して、

13:50 余裕を持って1時間前に駅まで戻ってきた。

 

次の目的地ゴールデンシティー/ジャイサルメールを目指すためだ。

駅入り口の電光掲示板で、列車の予定時刻を確かめる。

 

んっ⁉14時台に来る列車ないやん…。

 

二度見どころではない。

三度も四度も手元の予約表と斜め上の電光掲示板を見比べる。

何か間違ったかな…?

 

ここまで時間通りに列車が来ていたこともあって、自分をまず疑う…。

4460、少し不安になる

 

いや待てよ…

ここはインドやで…遅延してるんちゃうかぁ?

4460、少し冷静になる。

 

よし、駅員に聞いてみよう。

…14:50発のジャイサルメール行きは、時間通りに来ますか?

 

駅員『予定通り、2時間遅れてきます。』おおっ。予定通り…。

2時間遅れ…。さすがインド。堂々たる返答をいただいた。

 

もう一度、2時間遅れであることを確認すると、

駅員『間違いなく、2時間遅れ。』はっきりと答えてくれる。

日本なら、ニュースになるレベルの事件だ。

 

駅員を信じて2時間遅れだとすると、今から3時間も駅で待つことになる。

何だかもったいない気がする。

 

そうだ、せっかくだから、駅から新市街を歩いて時計台まで行ってみよう。

きっとまた、面白い発見があるはずだ。

なんでもポジティブに前向きにとらえたほうが、旅を楽しめる

 

  • 新市街地から時計台へ

再び駅から外に出ると、今度は右側に向かって進む。

旧市街地は左側へ、新市街地は右側へ、歩いたおかげで土地勘もよくなってきた。

新市街地の商店は、ちょっと若者向けの服屋や雑貨屋、

また、最近のデジタル家電を窓際に置いた電化製品屋や、携帯ショップなどが並ぶ。

 

それに対して、八百屋やスパイス屋、金物屋に鍵屋などを並べた旧市街。

お互い異なる品揃え、そして狙っている客層も違う。

少なくともここは、4460よりも若い世代を対象としていると感じる。

 

だって、学ラン 売ってるもん。???なんで???

右のもそうやっ!

ジョードプルでは、若い世代に学ランが流行ってるんかな…。

 

4460の高校時代は、黒の学ランに銀のボタンだった。どうでもいい周辺情報…。

少し進むと、またっ‼

今度は、赤かよ…。

ヤンキー学校の卒業式やないか…。これ、誰が買うんやろ…。

店内からオヤジ店主『緑もあるよ何色がいいねん?

4460は、白が好みかな。裏側に刺繍してくれる?って、ゆうわけないやろ…。

それにしても、女性のマネキンだけ顔がリアル…

あれだこれだと刺激的な商店街を抜けると、

旧市街のメインストリートとの交差する広場まで歩いてきてしまった。

それにしても、早朝と比べるとものすごい人出だ。

これなら、石を投げれば必ずインド人に当たるはずだ。

門をくぐって、時計台までやってきたが、こちらも人がいっぱい。賑わっている

EP.29で撮影したONE PIECE写真も早朝じゃないと撮れなかったな…。

改めて実感する。

  • そろそろ駅へ

15:15 そろそろ駅に戻るか。駅員は2時間遅れると言っていたが、

早く来る可能性も十分ある。ここは安全に16:00には、駅に到着しておきたい。

 

駅までの帰り道にワインショップを見つける。

インドでは、酒屋のことをワインショップと呼ぶ

では、インドで最もメジャーなお酒がワインかというと、

ダントツ人気は、ウイスキー

 

ワインは、ビールよりもラムよりもジンよりも人気がなく、マイナー扱いだ。

じゃあ、ウイスキーショップと呼べばいいやん、と思うが、

なぜか、ワインショップ

インド人のこだわりが理解できない

 

2時間遅れだと、ジャイサルメール到着は、21:46になる。

車内でこっそりいただいて仮眠をとるために、そう自分に言い聞かせて

ワインショップワインのハーフボトルを2本調達した。

  • 遅れてもいても、堂々と

列車は、2時間遅れぴったりで堂々とホームにやってきた。

何が悪いんだと言わんばかりの、まさに、堂々たる態度だ

逆に気分がいい。駅員も慌てたりしない。

はっと気づく。ここでA1シート予約やったんや!

A1シートグレードは、AC付きの4人1部屋となる。

もしかして、インド人と 3対1 かな?少し不安…。

列車に乗り込み、ドアを開けて4人部屋へ入ってみると

同じぐらいの年のおじさんが、一人で本を読んでいる。

どうも2人だけのようだ。

 

あぁ、これならゆっくり過ごせそう。

安心して会釈をすると、向こうも同じように考えていて、

同じように安心したのか、本から顔をあげて会釈を返してくれた。

 

次回は、インド列車 揺れに揺れて 遂に脱線の危機か…。

今日はここまで。