インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.11

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  • 早朝の王様ホテル

泥のように寝た…。

 

あれから、何時間たっただろうか…。

 

昨夜は、ホテルのレストランで、ビールと軽めのインド料理を食べたら すぐに寝てしまった。初めての寝台列車での興奮と緊張感もあり、一昨日も深く眠れていなかったからかもしれない。

 

宿泊先も、EP.10で事件が発生した『ネズミ ホテル』から、

どたばたと『王様 ホテル』へ移ってきた。

 

昨日起きたことを寝ぼけた頭で反芻していると、少しずつ目が覚めてきた…。

そうだ、今朝はアンベール城に行くために、

5:30に起きて準備しようと思ってたんだ…。

 

時計を見ると、4:55

 

仕事がある平日と同じ時間に目覚めている。沁みついた生活習慣って怖い…。

 

  • 早朝のアンベール城に行こう

今日は、早朝のアンベール城へ 象に乗って 入城したい

 

7:30のエレファント ライドのスタート時間に合わせて アンベール城に到着するためには、6:30のホテル出発が必要だ。

昨夜、ネズミホテルの前で、チェキヲさんとも約束した。

 

あれっ⁉

 

チェキヲさんと約束したのは、『ネズミ ホテル前に、6:30ピックアップ』。

今、4460が止まっているのは『王様 ホテル』。

そういえば、ホテルが変更になったこと、チェキヲさんに連絡するの忘れてた

 

時刻はまだ、朝の5時過ぎ。

さすがに電話するのは気が引ける。6時になったら電話しよう。

 

もう一度、シャワーを浴びたら、パッキングをやり直そう。

この『王様 ホテル』には、連泊する予定だ。

貴重品以外で日帰り旅行に必要のないものは、部屋に置いていこう。

少しでも荷物を軽くして機動力を上げておきたい。

 

  • 連絡が取れない

パッキングを日帰り仕様に変更し身支度を整えると、6時になっていた。

 

窓を開けると空がゆっくりと明るくなってきているところだ。

モンスーン明けの9月中旬に、ムンバイで久しぶりの朝日を見たころは、

5時過ぎからこれぐらいの明るさだったと思う。

 

ずいぶん陽が昇るのが遅くなってしまった…。

 

チェキヲさんに電話するが、出ない。何度電話しても、出ない

しつこく電話するが、 やっぱり出ない

 

もしかしたら、運転中かもしれないので、

『ネズミ ホテル前』に6:30に行ってみることにした。

 

ネズミ ホテル前。やっぱり いない

寝坊やな、これは…。

 

チェキヲさんとは、ここまでか

それはそれで仕方ない。待ってはいられない。

 

通りに出ると、寒そうにフリースを着込んだドライバーが、こちらに気付いてゆっくりと 電動リキシャで近づいてきた。

 

紺色のフリースの胸には、お馴染みのネコ科の動物が走るマークが描かれている。

その下に『POMA』とロゴが入っている。

POMA』⁉

 

どうでもいいけど、『PUMA』やろ…

 

心の中で、弱々しく突っ込んでみる。

突っ込みドコロはたくさんあるが、とりあえず、

POMAに乗ってアンベール城に行こう

アンベール城まで、いくら?

 

440ルピー

メーターないのに、微妙に細かっ‼

今回は、鋭く突っ込んでしまう…。

 

そうか、

4460が440ルピーを ぴったり払えない場合、もし50ルピーを持っていれば、

最低でも450ルピーが出てくる。

そして、

400ルピーを100ルピー札4枚で払えない場合は、500ルピー1枚が支払われる。

どちらのパターンでも、『おつりがない』と言えば、

イメージする支払い金額450ルピー以上に到達する確率を上げるための作戦か…。

 

すでに乗り込んだ車内で、POMAの戦略について 思いを巡らせていた…。

 

今回は、初の写真無しの記事。大丈夫か…。

次回は、早朝のアンベール城へ

 

今日はここまで。