インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.29

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大半のインド人がまだ活動していない早朝…。

 

メヘランガール城に時計台…舞台は整った…。

 

あの、日本を代表する人気漫画ONE PIECE/ワンピース』

名場面をイメージした写真を撮りたい…。

 

舞台は整っている

 

しかし、今回の旅は、4460の一人旅役者の数が足りない…

 

どうしようか。立ち位置を変えながら自分の写真をいっぱい撮って…

そんな技術を4460は 持ち合わせていない。

それなら、単純にインド人エキストラを募集するしかないな

腹を決めたらすぐ行動だ

 

明け方の時計台前で、インド人グループを待ち伏せすることにする。

おおっ。頃合いの3人組がやってきた。

 

撮りたい写真があるんだけど、エキストラとして協力してくれないか?…

いいよ』さすがインド人、即答。

『どんな写真を撮るの?』早速、4460がiPhoneでイメージを説明していると

別の2人組が、『何をしてるの~』と 勝手に加わってきた

 

4460も入れたらあっという間に人数揃ったやん

 

でも、女性1人スーツのインド人が欲しいな…。

 

そう思っていると、偶然スクーターに乗ったスーツのインド人が前方からやってきた!通勤途中と思われる彼の前に、4460は、轢かれることを覚悟で反射的に両手を広げて飛び出した

 

スーツの男『危ないだろ‼

怒るスーツに、助けてほしい。写真を撮りたいんだ。

いいよ』 って、いいんや…。

こんな状況だからこそ思う…。インド人って、懐が深い。

 

ふと隣を見ると、野次馬の女性

4460も勢いに乗って、一緒に写ってもらえませんか?と勧誘してみる。

無理です

むこう向いてるから顔は映らないよ。

無理です

 

無理強いは、いたしません、ありがとう。  

 

  • いよいよ撮影

よし、役者は揃った‼ まず、練習しよう。

 

じゃあ、左手を突き上げるタイミングは、

ワン、ツー、スリー、ワンピース!でお願いします。』

 

じゃあ、行くぞ!『 ワン、ツー、スリー、ワンピース!

おい おいっ! 真ん中っ!突き上げるのは、左手や!

右から二番目、躊躇しない!

スーツも横を見ない!それからお前も右手ちゃう! 左手や‼

 

4460の厳しいチェックが入りながら練習を重ねると、不思議と徐々に息が合ってくる

繰り返すこと、Take 7。ずいぶん粘った…。

ワン、ツー、スリー、ワンピース!

合格レベル‼ いい写真をいただきました

 

6:50 100%インド人 寄せ集めの海賊団…

早朝から、何をやらしとんねん…

 

エキストラの皆さん、ご理解とご協力をいただき ありがとうございました!

 

  • おまけ

インド人エキストラの皆さんにお礼を言って解散しようとしたときに、

スーツが気を利かしてくれる。

『お前も写りたいだろ、俺が撮ってやるよ』出勤前なのに、なんていい奴なんだ…

 

ワン、ツー、スリー、ワンピース!

460、自分も写真に納まり大満足

 

だけど、立ち位置は、大好きなウソップのところにしとけばよかった…。

 

次回は、隠れた見どころ、階段井戸へ

今日はここまで。

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.28

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目覚ましが鳴りだす前に目が覚める

時刻は、4:55

 

素早く身支度を整えて、バックパックに荷物を詰め込む。

 

今日の午後には、列車に乗ってジャイサルメールへ移動するので、

親戚のおばちゃんの家風のこのホテルには、1泊だけの宿泊となる。

忘れ物がないようにしないといけない。

 

昨夜、女将さん早朝5時半にチェックアウトすると伝えると、

自由に出て行っていいよ』と言われた。

そういえば、チェックインの時も何の手続きもしていない…

ほんとにここは、ホテルなのか?

 

ホテルの扉を物音を立てないように、ゆっくりと開閉して外に出る

少し空気が冷たい

 

ジャイプールよりも西へやってきたが、朝は特に、気温も湿度も下がったと感じる。

 

メインゲートを開けると、子犬が走り寄ってくる。

インドの野良犬は、基本的には夜行性で、この暗い早朝は、まだまだ元気に活動する時間帯だ。母親らしき成犬が近づいてきて靴のにおいを嗅いでいる。

怒るかな、と思ったが、両足の間を通ってメインゲートの中に入って、

ゆっくり寝そべった

 

どうやら、合格らしい

 

ゲートは開けたままにしておこう。

 

  • 時計台へ

ホテル前の道は、メヘランガール城と時計台のある市場を結ぶ旧市街のメインストリートとなる。メインストリートと言えばかっこよく聞こえるが、道幅4mほどの狭い通りだ。

 

細かく枝分かれする路地を覗くと、青い建物がちらほらと見える。

 

今すぐ路地に迷い込んで、ブルーシティーに触れてみたい誘惑に負けそうになるが、

今ではない

今はまず、夜明けの時計台を目指そう。

右側に立派な寺院が見えてきた。

 

朝早くから、サリーで正装した女性が連れ立って参拝している

それにしても、こんな早朝から?

こんなにたくさんの人が?

不思議に感じて尋ねてみると『ディワリの特別なプジャだよ』と教えてくれた。

 

プジャとは、インドのお祈り、神事、祭事など広い範囲で使われる言葉だ。

 

ディワリは、インド歴でいう日本のお正月にあたる祭事だ。

年間を通しても、インド人にとって最も重要なイベントではないかと思う。

そして、ムンバイの市街地よりも地方へ行くほうが、その思い入れと

伝統文化へのこだわりが強いと感じる。

 

再びメインストリートを進んでいく。

しばらくすると、正面から朝日の気配を感じはじめた。

 

今日も快晴。いい天気が続いている。

 

突然、ふっと視界が広がる

そこは、ジョードプル駅から続く新市街地のメインストリートと旧市街のメインストリートが重なる大きな交差点。左を向くと時計台のある市場へとつながる。

 

日の出前に、なんとか到着できた

市場に入る立派な門の向こうに、時計台が見えている。時刻は6:30だ。

やっぱり、ワンピースの時計台に似ている…

 

  • メヘランガール城と時計台

早朝の市場は、ほとんど人がいなかった。

店舗も、露店もまだ仕事をする気は無いらしい。

 

時計台のほうへ進んでいくと急に視界が広がり、左からメヘランガール城が現れた

 

デカい…。圧倒的存在感だ。

このロケーション、左手を突き上げる アレ をやるしかないでしょう

 

次回は、寄せ集めの海賊団、結成…。

今日はここまで。

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.27

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なんか自然な感じ

今日の宿に到着して最初に迎えてくれたのは、たくさんの子犬だった

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迎えてくれたと言っても、宿のメインゲートの前で、

授乳中のままみんなで寝てしまっただけらしい…

 

起こさないようにそっと脇を通って、敷地へ入り建屋の扉を開ける。

 

薄暗い屋内の奥から光が漏れている。

そこに、宿の主人らしき人影が見える。

 

手前には、どこが何のパーツなのか もうすでに判らないくらい、

クチャクチャの顔をしたパグがぐっすりと寝ている。

この宿の主人、かなりの犬好きのようだ。

 

ごめんください…。今夜予約している者ですけど…。

 

女将さん『今、手が離せないから、あがってきてー』

 

女将さんに誘われるがままに、奥の部屋まで上がることにする。

奥では、女将さんと大女将が何やら作業をしている。

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どうやら、ディワリのお祝いとして親族で食べるための『Sajuri : サジュリ』の仕込みをしているので、手が離せなかったらしい。

 

客とどちらが大切か?インド人ならディワリかな…。

 

この粉物の塊を大女将が適当なサイズにちぎって丸める。

それを女将が薄く丸く伸ばす。

薄く延ばしたら、器に入った溶かしバターにくぐらせて、

色が黄色くなったら室温で乾燥させる。

 

奥には、乾燥中のサジュリがたくさん並べられている。

 

食べるときは、膨らむまで油で揚げて、インドディップをつけて食べるのだそうだ。

 

女将『チャイでも飲む?』…いただきます。

チェックインとかしないんですか?

『別にいいかな~。』

宿台帳とか、パスポートとか、アーダールとかいらないんですか…。

別にいらないよ』……。

 

親戚のおばちゃんちに停まりに来たのと一緒やん…

 

実際は、事前予約で前払いしているので問題はないが、

それにしても手続きの簡素化が進んでいる…と言えるのか?

 

しばらく(1時間ほど)チャイを飲みながら、女将と大女将と3人で、

この地域のディワリの準備や習慣についておしゃべりする…。

 

仕込みがひと段落したところで、やっと部屋に案内してくれるようだ。

 

不自然なようで、自然すぎる流れ…。

 

  • 客室は、クラシック仕様

案内された部屋は、クラシックな古城風の雰囲気の中に、

きちんとした清潔感があって、好印象だ。

さすがに、室内に犬はいない。

Juna Mahal Boutique Home Stay 1594ルピー/泊。

やっぱり、ホームステイらしい。

そして、やっぱりインドの親戚のおばちゃんの家のようだ…

 

それにしても、部屋のクオリティーは高い。

これは、あたりやな

 

  • 明日の予定

少しベットに横になって、明日のスケジュールを確認する。

 

明日は、14:50の列車に乗って、ゴールデンシティー/ジャイサルメールに向けて出発する。探索は午前中が勝負となるので、早朝から、メヘランガールの城下町である、ブルーシティー/ジョードプルを徹底散策する予定だ。

 

5時 起床5時半 出発市場の時計台まで行ってから夜明けを待つ

こんな感じだ。

 

メヘランガール城へは、ジャイサルメールから戻った明後日に、

一日かけて探索してみるつもりだ。

 

実は、明日どうしても、ここジョードプルで絶対に達成したいことがある。

 

それは、今や日本の国民的アニメの代表格となったワンピースのあのシーン実写版で再現したいと考えているのだ。

 

そう、ここジョードプルは、

ワンピース「アラバスタ編」のモデルになったと噂される街

状況証拠も揃っている。1.時計台 2.メヘランガール城 3.銃犬ラッスー

明日は、人の少ない早朝を狙って実写版を実行する

 

  • 黒いメヘランガール城を眺めて

明日の予定を再確認した4460は、ホテルのテラスへ登って晩飯を食べることにする。

明日も歩き回るのだから、エネルギーが必要だ

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ビールを飲みながら、モネ ブルーにライトアップされて雰囲気のあるテラスから、

メヘランガール城側を眺めてみる。

 

正直、真っ暗でよく見えない。

 

テラスの手すりのところまで行くと、

黒い塊となったメヘランガール城の輪郭が見えてきた。

思ってるよりも、デカいな…。

 

次回は、あの名シーン、ジョードプルで再現なるか…。

今日はここまで。

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.26

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  • 日没

16:30 ジョードプル到着まであと2時間余り

 

静かな車内で深夜特急を読んでいる。眠気を感じ 目を閉じる。

少し寝てもいいかな…。

 

17:45 ふっと目が覚めると、窓の外に夕日が見える

一時間ほど眠っていたらしい…。

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18:25 少し早いと思うが、乗客が降りる準備を始める。

 

インド列車 スリーパーの客車には、それぞれ前後に一対しかドアが付いていない。

目的地の手前になるといち早く降りたい乗客は、

ドアから客車内の通路にかけて長い列を作って停車を待つ。

 

ドアの先頭付近にいるインド人は、半分、身体を乗り出して待機し

停車前に飛び降りるつもりだ。

 

4460も負けじと荷物をまとめ、インド人の列に加わることにした。

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前のドアは、開いている

 

押すなよ~。絶対に押すなよ~

頭の中に何処からか”ダチ〇ウ俱楽部”の声が聞こえてくる。

これは『押せ!』の合図ではないと信じる…。

 

シャレにならない…

 

18:30 時間通りにジャイプール到着。

 

まさかの時間通り…インドの奇跡…

 

しかし、日没の時間がすっかり早くなってしまった。

もう、あたりは真っ暗だ…。

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ジョードプルは、ラジャスタン州の中核都市に位置付けられており、

駅も比較的大きい。暗くなっていても、灯に照らされたホームには、十分すぎるぐらい人の気配を感じることができる。

 

遂に、2番目の目的地にやってきた。

 

陸橋を渡って、駅舎に入る。やっぱり改札はなく、駅の外まですんなりだ

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駅の外に出ると、やっぱりリキシャ運転手の客引き攻撃の的にされる。

 

しかし、今回は心に決めていることがある。

 

ジャイプールでそうだったように、到着地でいきなりリキシャに乗って目的地へ行ってしまうと、土地勘を掴むのに時間がかかってしまう

ジョードプルでは、宿泊するホテルまで絶対に歩いていく!

 

そう決めていた。

 

乗らないよ

群がるリキシャ運転手に言い残して、宿へ向かって歩き始める。

 

  • メヘランガールの城下町へ

今夜の宿は、ジャイプール駅から徒歩45分のメヘランガール城の城下町、旧市街に位置している。歩いて向かうために、グーグルマップで調べてみると、細い道が入り組んだその先を示している。特に急ぐ理由もないので、旧市街の狭い路地をゆっくり歩いて楽しむことにした。

 

それにしても、陽が暮れたばかりのこの時間帯は、とにかく、何処からか沸き出てきたインド人によって密度が上昇する。細い道からインド人が溢れてくる。

 

前方に、見慣れたムンバイと同じカラーリングのリキシャが停まっている。

んっ⁉なんかおかしい…。

えらい細くない…。

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やっぱりっ!

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ほらっ!幅が全然違う!

 

祖先(ルーツ)が同じでも、

育つ環境が異なることで独自の進化を遂げたに違いない…

 

リキシャ進化論。学術的に価値はあるだろうか。

おそらく無いだろうな…

 

アホなことを考え、細リキシャに轢かれそうになりながら歩いていると、

今日の宿泊先が見えてきた。

やっぱり歩いてみるのも悪くない

 

次回は、真っ暗のメヘランガール城を見ながら…。

今日はここまで。

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.25

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  • 列車は、西へと進む

ジャイプールを定刻に発車した列車は、7時間弱の道のりで

18:30 ジョードプルを目指す。

 

列車の中でB1グレードの席は、スリーパータイプで体を横にすることもできる。

トイレもインド式と洋式の両方が完備され、それだけでも長旅なら安心だ

 

そして何より、『チャイ、チャイ、チャ~イ』と定期的にチャイ ワラがやってきて、

甘いチャイを小さな紙コップに注いでくれる。

 

あゝ、快適。

 

今回のスリーパータイプは、窓際の一人席だ。

 

西に向かう列車なら進行方向に向かって、

座席がひらがなの『』の字のようになっている。

 

左の窓に沿うように縦になった席と、通路を挟んで向かい合う席に分かれている。

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背もたれを倒したベットに靴を脱いで上がり、kindleを出して

深夜特急』の続きを読もう。

 

列車の時間は、まだ、始まったばかりだ。

 

学生の頃の旅なら、移動時間や何もしない自由な時間のために文庫本を2,3冊持って行った。だけど、旅そのものが楽しくて、全く読まずに帰ってくることだって、何度もあった

 

文庫1冊をだいたい300ページと仮定すると、一冊の重さは約150グラム。

3冊なら450グラムになる。

 

バックパックの旅になると、この重量とスペースが意外と効いてくる。

 

愛用している『Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 32GB』なら、本体重量は、たったの182グラムと薄くて軽量だ。今回は、深夜特急 6冊分をダウンロードしてきているから、約720グラム 軽量化ということになる。

 

また、これが、フロントライト方式だから、4460のように40を越えて老眼が始まったおじさんの目にも優しく、長時間の読書でも疲れにくい

 

すっかり手放せなくなってしまった

 

深夜特急の本編は、熱狂の香港/マカオを飛び出して、マレー半島を南下してシンガポールを目指すことに…。

 

4460は、熱狂のジャイプールを飛び出してきたばかりだ。

 

4460は、2014年8月から 1年間、シンガポールに駐在員として滞在した

その間に、タイ、マレーシア、インドネシアベトナムなどマレー半島を中心に、

家族と旅行したり、仕事で出張したりもした。

 

その当時の思い出の景色や、食べ物のにおいまとわりつくような湿度をリアルに思い出す…。

 

この、マレー半島/シンガポール編は、

自分の海外生活のルーツをたどっているような、そんな気分になる。

 

深夜特急』については、別の機会に40歳を超えて感じたことを

レビューしてみたいと思っている。

 

どっぷりと思い出に浸りながら深夜特急を夢中で読んでいると、

列車が静かに停止する

 

少し休憩するようだ。

 

  • 走る若者

外に出てみると、停止した駅は、予想よりもはるかに小さな駅だった

大きく伸びをしてストレッチをする。

最近、身体がすっかり固くなっている。

今は、売店に行く必要もない。ジャイプールで、ベジバーガーも買ってきた。

 

このベジバーガー。 

パニール(インドのチーズ)のフライなどが挟まっていればまだいいが、バンズにキャベツの千切りを乗せて、スパイスの効いたオーロラソースをベタっとかけて、ハイ、出来上がり。というのが大半だ。でもこれが、慣れてくるとあっさりしていてなんとも食べやすい。

4460も嫌いではない

 

車内に戻って、ベジバーガーでも食べよう。

時刻を見ると14時を少し回ったところだ。

席について、少し遅くなった食事をとり始めると、

列車はまた、西に向かって動き始めた。

 

窓の外を見ていると、んっ⁉

5人ほどの若者が駅の壁を登って超えてくる

次々と壁から飛び降りると同時に全力疾走!

 

列車に乗る気だ!

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若いって素晴らしい

 

壁を越えてきたから、もしかしたら乗車券も持たずに この列車に飛び乗る気なのかもしれない。きっと、若いあの子たちは、この列車に飛び乗り西に向かって貧乏旅行をする気なんだ。

 

勝手に妄想して、青春をお裾分けしてもらう…。

 

ところで、結構なスピードだったけど彼らは列車に乗ることができたのか?

結果を知ると興醒めするので、確認しないことにする…。

 

ゆっくりとkindleを手にして、また、深夜特急の世界へと入っていく。

 

次回は、いよいよ日没後のジョードプルに到着する。

今日はここまで。

 

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.24

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  • 後ろ髪を引かれながら…

ジャイプール市内から約20分、電動リキシャに乗って駅に向かう。

 

ジャイプールの電動リキシャの運転手は、みんな観光ガイドをやりたがる

たとえ乗客がすでに訪れたことがあって、例えば、すでに写真に収めていたとしても、

自分に対する付加価値が発生するかもしれない可能性に賭けて、

懸命なアプローチをしてくる。

 

この積極性、見習わないといけない…。

 

アルバート・ホール博物館だぜ』…うーん、知っている…。

一昨日よりも光の加減で、少し遠いが鮮明に建築物が見えている

ジャイプールに来てからよく感じることだが、

時間、陽の差し方、角度によってその表情が変わる

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思い切って、中に入ってみてもよかったかな…。でも、また次回かな…

 

運転手さん、駅へ向かってください…。

 

アルバート ホールを横目に進んでいくと、目的のジャイプール駅が見えてきた。

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  • ジャイプール駅の中へ

10:00 ジャイプール駅到着。

 

到着時は、リキシャ運転手に囲まれ、ゆっくりとこの駅を見ることはできなかったが、

今回は、さすがにリキシャから降りてきた4460にリキシャに乗らないか

誘ってくる運転手はいないようだ

 

ジャイプールの駅は、東西に細長い駅舎を入口出口 の案内表示で、明確に別けている。西側が入口で、東側が出口だ。基本的には、インド列車の駅に改札は存在しない。それなら、なぜ別けているのか?

それは、入場者の手荷物チェック身体検査をするためだ。

駅に限らず、インドでは 空港はもちろん、ホテル(宿泊するほう)やショッピングモールに入るときも、また、スーパーマーケットに入る時ですら、手荷物チェックと身体検査が行われる。

 

一説によると、記憶に新しい2008年のムンバイ テロ事件の後、

各地で検査が強化されたとのことだ。

日本人には、馴染みのない取り組みだが、隣国との緊張関係がある国では

常識なのかもしれない。

 

入口を中へと進むと、駅舎の中では、たくさんのインド人が空港によくあるような

たった1台のX線検査機まで、手荷物検査のために並んでいる。

もっと設置すればいいのに…。

 

そういえば、チェキのフィルムって、インドのX線検査に耐えられるのかな?

 

急いで調べてみると、手荷物検査程度なら問題ないが、海外では強力なX線もあるため、「フィルムが入っているので、個別に検査してください」と係員に伝えることが推奨されている

 

インドのX線…。無駄に強そう…。

 

念のため、バックパックからチェキ本体とフィルムを取り出し、首から下げて手荷物検査を通過しようとすると、係の警察官がめんどくさそうに手を細かく振って、ティケ、ティケチャロ

 

このティケとは、OKチャロとは、行け の意味だ。

 

なんだか飛行機の国際線のイミグレを突破したような開放感

ようやく駅の構内に入ることができた。

 

因みに、そっと確認してみると、出口側から通れば、

手荷物検査なしで入れるようだ…。

 

次はそうしよう… 

 

  • ホームにて

列車№とシートGradeをホームの電光掲示板で確認すればいい。

これは、EP.01で学んだインド列車の乗り方における基本の一つだ。

ここ、ジャイプールでも通用するのか…。

 

ホームのうえを見てみると、あるやんっ!ちっこい電光掲示板。

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これで、乗るべき列車の到着ホーム、シートGradeに合わせた車両位置も

間違えることがない

 

それだけでメチャクチャ安心だ。

 

11:45 列車が時間よりも早くやってきた。

遅れてくるイメージが強いインド列車だけに、速い時もあるのは予想外だ。

 

逆に気をつけておかないといけないなと改めて思う。

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ホームと列車の角度と比率、臨場感がある…。少しだけ『撮り鉄』の気分を味わう。

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11:50 ジャイプール → ジョードプル 18:30 …バラナシから来たのか…。

 

B1 スリーパーの下側シート

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ホームの売店で買った『ベジ バーガー』を持って、席に座れば、

ブルーシティーへ向けて出発だ

 

さよなら、ピンクシティー

 

次回は、ジョードプルに向かう電車の中から

今日はここまで。

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.23

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  • ジャイプール最終日の朝

昨夜は、確かに早めに休んだ…。

でも、昨日も内容の濃い一日で、心身ともに疲れていたはずだ…。

 

今朝、目覚めると、やっぱり、朝の5時だった…

今日も快晴!

 

回復していないわけではない、どちらかというと絶好調だ。

ただ、休みの日なのに 目覚めが早すぎる。おじいちゃんか…

 

今日は、ジャイプール発 11:50 の列車に乗って、ジョードプルへ移動する。

 

2日間のジャイプール滞在によって、駅と市街地と王様ホテルの位置関係が掴めているので、午前中、もう一度市街地へ出ても列車には十分間に合うと思っている。

 

やり残しのないように、ジャイプール市外へもう一回行ってみるか…。

 

ホテルの朝食まで時間があるので、王様ホテルの周りを散歩してみる。

基本的に住宅地なので、史跡やお寺があるわけではない。

どちらかというと割と閑静な住宅街だ。

 

コレは また、古い車が停まっている。

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ずいぶん久しぶりに見たよ。ヒンダスタン・アンバサダー 白色

インド製 乗用車にして、車 業界の『走るシーラカンス』。

1956年からモデルチェンジを1度しかしていない生ける伝説である。

数年前までは、国産車の生産を守るために、中央、地方州政府が率先して公用車としてこの車を認定、配備していた。

 

ムンバイでも白のこの車が連なって走っていれば、

政府高官が移動中だとわかるほどだった。

 

しかし時が流れ、車体重量が1トン超で、燃費が 4㎞/L の車はさすがに通用しない。

 

ムンバイ地域でも、公用車がゆっくりと、だけど確実に、

ジャガートヨタに変わりつつある…。

 

逆に、黒のこの車

ムンバイでは、現役シーラカンス タクシーとしていっぱい泳ぎ回っている…。

 

タクシーは、個人事業主だからなかなか置き換わらない。

まだまだ末永く、古き良き時代を引きずって走り続けていってくれるはずだ…。

 

それにしてもこの車、状態もよさそうだし、趣はあるな…

 

ちょっとした散歩にも、確かな収穫があった。今日もいいことがありそうだ

 

  • やり残しを探しに市街地へ

ホテルで朝食を済ませると、バックパックにすべての荷物を詰め込んで

チェックアウトだ。

 

ありがとう。王様ホテル

。ここに建っていてくれて、ほんとに助かったよ…。

思わず、EP.10を回想してしまう…。

 

少し大きな通りに出て、電動リキシャをつかまえる。

迷わず…ハワーマハールまで。これが一番わかりやすい。

順調にいけば 20分ほどの距離だ。やり残しがないか、もう一度、歩いて回ってみよう

 

この街には、まだまだポテンシャルがあるはずだ

 

  • 象が道を歩いている

電動リキシャは、予想通り20分ほどでハワーマハール前到着。
小さな満足感と一緒にリキシャを降りる。

 

市街中心部だが、まだ 8時前なので人通りもまばらだ。

 

ふっと大きな気配を感じて右を見ると、車道を象が歩いてくる。

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昨日、アンベール城で乗った象のように観光用か?

それとも、乗っているおじさんの通勤用か?

それとも、象が仕事に行くために出勤しているのか?

 

あまりにも自然に車道を歩いてくるので、こちらが混乱してしまう

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混乱している4460に『細かいことは、気にするな』と鼻であいさつ。

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何事もなかったかのように、静かに歩き、去っていった。

 

  • 路上の宝石爺

昨日から気にはなっていたが、騙されそうで手を出していなかったものがある。

それは、宝石の露店だ。

 

店をかまえず、敷物に広げただけの宝石を 難しい顔をした店主が売っている。

明らかに胡散臭い

 

しかし、ここを通らずして宝石の街ジャイプールを旅してきたと言えるのか。

やっぱり、勝負をしないといけない。

 

メインストリートを歩き、最も胡散臭い宝石爺を探す。

 

いた…

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なかなかの雰囲気…

髭だけ白いのは、インドで最も有名な俳優 アミターブ バッチャンを意識してるのか?

 

アミターブ・バッチャンは、インドの俳優であり、映画プロデューサー、テレビ番組司会者、プレイバックシンガー、元政治家。1970年代からボリウッドで人気俳優の地位を確立し、その役柄から「怒れる若者」と呼ばれた。現在は、ムンバイに住居を構えており、ちょっとした観光地になっている。

 

本題に戻ろう。

 

今回は、小さいけどきれいな屑石を少しずつたくさん種類を買いたい。

そして、予算は300ルピーだ。

 

ちょっと、宝石みたいんだけど。

宝石爺『好きなだけ見ろ…。』おおっ強気な感じ。

 

この緑のを2粒とオレンジ3粒、それから~とちまちまやっていると、

5粒で500ルピーと吹っ掛けてきた。

いやいやいやいや、それはないでと見返すと、ちょっと笑って見返してくる。

 

手を口元に当てて、宝石爺が小声で隣に座れと言ってくる。

 

何を言い出してくるのかと思って、宝石爺の隣に座ってみる

。宝石爺は、いかにも芝居がかった感じで、周りに誰もいないことを確認するかのように後ろを何度も気にした後、向かって右側のブリキの箱をおもむろに開き、こう言い放った。

宝石爺『世界でどこにもない宝石が、今ここにある。』

 

マジかっ胡散臭すぎる

選びに選んでここに来た甲斐があった…

 

ブリキの箱の中には、歴史を感じる黄ばんだ包み紙、それを広げると色とりどりの小粒の色石が出てきた。確かに、敷物に広げられた石とは、少し格が違うように見える。

 

宝石爺『この石たちは、大きさ、色、形、何をとっても世界に一つだけの宝石だ

 

んっ⁉どっかで聞いたことあるフレーズ…。

スマップか?爺さん、スマップなのか?

小さい花や大きな花 一つとして 同じものはないから No.1にならなくてもいい
もともと特別な Only one~

 

Only one 宝石爺よ、4460は、忘れかけていた純粋な心を取り戻したよ…。

 

その紙包みに入っている 宝石 まとめていくらだ?

宝石爺『特別に300ルピー

えっ、ぴったり賞やないか。紙ごと買います!

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でもなんで、敷物に並べてる石より安いの?

宝石爺『小さいから。』そういうことね…。

 

ジャイプール、やり残しは もう無さそう

そろそろ、駅へ移動するか。

 

次回は、いよいよ次の目的地ジョードプルへ列車で移動。

今日はここまで。