インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.27

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なんか自然な感じ

今日の宿に到着して最初に迎えてくれたのは、たくさんの子犬だった

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迎えてくれたと言っても、宿のメインゲートの前で、

授乳中のままみんなで寝てしまっただけらしい…

 

起こさないようにそっと脇を通って、敷地へ入り建屋の扉を開ける。

 

薄暗い屋内の奥から光が漏れている。

そこに、宿の主人らしき人影が見える。

 

手前には、どこが何のパーツなのか もうすでに判らないくらい、

クチャクチャの顔をしたパグがぐっすりと寝ている。

この宿の主人、かなりの犬好きのようだ。

 

ごめんください…。今夜予約している者ですけど…。

 

女将さん『今、手が離せないから、あがってきてー』

 

女将さんに誘われるがままに、奥の部屋まで上がることにする。

奥では、女将さんと大女将が何やら作業をしている。

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どうやら、ディワリのお祝いとして親族で食べるための『Sajuri : サジュリ』の仕込みをしているので、手が離せなかったらしい。

 

客とどちらが大切か?インド人ならディワリかな…。

 

この粉物の塊を大女将が適当なサイズにちぎって丸める。

それを女将が薄く丸く伸ばす。

薄く延ばしたら、器に入った溶かしバターにくぐらせて、

色が黄色くなったら室温で乾燥させる。

 

奥には、乾燥中のサジュリがたくさん並べられている。

 

食べるときは、膨らむまで油で揚げて、インドディップをつけて食べるのだそうだ。

 

女将『チャイでも飲む?』…いただきます。

チェックインとかしないんですか?

『別にいいかな~。』

宿台帳とか、パスポートとか、アーダールとかいらないんですか…。

別にいらないよ』……。

 

親戚のおばちゃんちに停まりに来たのと一緒やん…

 

実際は、事前予約で前払いしているので問題はないが、

それにしても手続きの簡素化が進んでいる…と言えるのか?

 

しばらく(1時間ほど)チャイを飲みながら、女将と大女将と3人で、

この地域のディワリの準備や習慣についておしゃべりする…。

 

仕込みがひと段落したところで、やっと部屋に案内してくれるようだ。

 

不自然なようで、自然すぎる流れ…。

 

  • 客室は、クラシック仕様

案内された部屋は、クラシックな古城風の雰囲気の中に、

きちんとした清潔感があって、好印象だ。

さすがに、室内に犬はいない。

Juna Mahal Boutique Home Stay 1594ルピー/泊。

やっぱり、ホームステイらしい。

そして、やっぱりインドの親戚のおばちゃんの家のようだ…

 

それにしても、部屋のクオリティーは高い。

これは、あたりやな

 

  • 明日の予定

少しベットに横になって、明日のスケジュールを確認する。

 

明日は、14:50の列車に乗って、ゴールデンシティー/ジャイサルメールに向けて出発する。探索は午前中が勝負となるので、早朝から、メヘランガールの城下町である、ブルーシティー/ジョードプルを徹底散策する予定だ。

 

5時 起床5時半 出発市場の時計台まで行ってから夜明けを待つ

こんな感じだ。

 

メヘランガール城へは、ジャイサルメールから戻った明後日に、

一日かけて探索してみるつもりだ。

 

実は、明日どうしても、ここジョードプルで絶対に達成したいことがある。

 

それは、今や日本の国民的アニメの代表格となったワンピースのあのシーン実写版で再現したいと考えているのだ。

 

そう、ここジョードプルは、

ワンピース「アラバスタ編」のモデルになったと噂される街

状況証拠も揃っている。1.時計台 2.メヘランガール城 3.銃犬ラッスー

明日は、人の少ない早朝を狙って実写版を実行する

 

  • 黒いメヘランガール城を眺めて

明日の予定を再確認した4460は、ホテルのテラスへ登って晩飯を食べることにする。

明日も歩き回るのだから、エネルギーが必要だ

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ビールを飲みながら、モネ ブルーにライトアップされて雰囲気のあるテラスから、

メヘランガール城側を眺めてみる。

 

正直、真っ暗でよく見えない。

 

テラスの手すりのところまで行くと、

黒い塊となったメヘランガール城の輪郭が見えてきた。

思ってるよりも、デカいな…。

 

次回は、あの名シーン、ジョードプルで再現なるか…。

今日はここまで。