インドを旅する駐在員

1978年 生まれのサラリーマン。2015年からインド ムンバイに在住。国内外問わず とにかく ビール と 旅 が大好き。  最近、白髪が増えてきた…

インドで一人旅『列車で行くしかないでしょ 』 EP.19

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  • 電動リキシャ運転手 チェキヲさんと何処へ行く?

ジャル マハールの湖畔に腰掛けて、

サモサ バオを頬張ったら、おなかも少し落ち着いた。

 

さあ、チェキヲさん、何処に行こうか?

 

チェキヲさん『モンキーテンプルへ行ってみるか?』

…んっ⁉モンキーテンプル…。

 

急にピンクシティーとも丘陵要塞群とも関係なさそうなところが出てきたなあ。

猿がいっぱいいるんだ

そらそうでしょうよ、その名前なら…。

 

時間はたっぷりあるし、断る理由も全くない。

行こう、モンキーテンプル

 

  • 自称ガイド チェキヲさんと行ってみよう

またまた、ジャイプール市内を抜けていくこと30分…。

ポンコツ電動リキシャは、平地に戻ると遅い

あんなに峠の下りは速かったのに、やっぱり遅い…

 

突然、『ここから、モンキーテンプルだよ。』チェキヲさんが振り返る。

思っていたより立派な門を抜けて、お寺の参道へと進む。

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門の中にも、早速、猿がいっぱいいる。

 

朝、アンベール城にいた猿とは、少し顔つきと体の大きさが違う。

 

むこうで遭遇した猿は、手足が細長く、顔に彫りの深さがあって

インドの俳優ような雰囲気だったが、ここの猿は、少し小さくて、まるっちい。

ニホンザルに似ているような気がする。

 

参道わきの売店から、袋詰めされたピーナッツを3袋持った少年が

笑顔でこちらへ向かってくる。

少年『ピーナッツ買っていかないと、猿に囲まれるよ』

えーっと…買って、持って行ったら囲まれるんじゃないの…。

少年『ピーナッツを撒いて、その場から離れたらいいんだよ』

なるほどね‼ 3袋、ください

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チェキヲさん、ちょっと待ってて。

モンキーテンプルの上まで行ってきます。

 

  • モンキーテンプルまで、また また、登山

モンキーテンプル、なかなかの坂道だ…。

早速、お猿のお出迎えだ。

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お猿の向こうに通ってきた門が見える。結構立派な建物だったようだ。

 

お猿の脇にバナナの皮が落ちているところを見ると、

おなかがいっぱいなのか食べ物を欲しがらない

ここはあえて、スルーしよう

 

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次は、牛さんですか。

道の端にも寄ってくれてるし、ピーナッツって感じでもないよね…

 

スルーでお願いします。

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次は、ヤギですね。その向こうに猿も見える。ヤギもピーナッツいらんよね

 

それにしても、動物多い。姫路セントラルパークやな…

 

そろそろお猿にピーナッツをあげるか…。

そう思って準備のためにカバンからピーナッツの袋を出した瞬間だった…。

斜め後ろから、2袋を強引にひったくられる。

一瞬の出来事で、猿にやられたっ!と思ったら、

インド人の子供だった。

 

こちらを向いて笑いながら、袋を開けておいしそうに食べだした…

 

あまりの衝撃に、4460 頭が真っ白になり言葉を失う

とりあえず、もう一袋もあげるよ…

 

結局、お猿さんにはピーナッツをあげることができなかったが、

囲まれることもなかったので、当初の目的は果たしたわけだから、

それはそれでいいのかもしれないが、とにかく衝撃的だった

 

  • 山頂の寺院にて

山頂に到着すると、見晴らしのいい場所に 小ぶりの寺院がある。

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ここで、ノーマークだったスポット”モンキーテンプル”をググってみる。

あれっ⁉なんか微妙に違うな…。いや、絶対違うやろ!

 

チェキヲさん、確かにもいる。もある。だから、モンキーテンプル

間違いない

 

だけど、間違ってる…。

寝坊に加えて、勘違いまで…ガイド失格やで…

 

  • 気を取り直して、参拝

それがたとえ、モンキーテンプル ではなくても、

ここが姫路セントラルパークではなくても、このお寺に罪はない。

手を合わせて帰ろう。

 

靴を脱いで入場し、静かに手を合わせていると、

脇に立つ建物からこのお寺を管理しているという女性が現れた。

『お気持ちだけでも寄付を、子供たちに食事を…。』

そうだ、

今は、日本とインドに離れて住んでいるが、4460にも 2人の子供がいる

先ほど衝撃を受けたばかりじゃないか。

 

そっと寄付をすると、女性がお返しにヘナをしてくれるというので、

お願いをしてみることにした。

右手に描いてもらって、乾かすこと10分。

ぽろぽろとヘナを剥がすと皮膚にうっすら模様が転写されている。

2、3日するとより濃く鮮明になり、その後、7日程度で模様は消えるらしい。

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日本でも、長期休暇を利用してヘナを楽しむ人が増えてきているらしい。

 

さあ、山を下りて、そろそろ ジャイプール市内に戻ろう。

次回は、ジャイプールで宝石を探す旅が始まる。

今日はここまで。